
「”資本論”ってどんな本なんだろう?」
「買う前にどんな本か知りたいなぁ」
「読み終わったけど、他の人の感想を見てみたいなぁ」
今回は、マルクスと岩下博美著「資本論」の要約・引用・書評・関連本を紹介をしていきます。
この記事を読めば、買う前のちょっとした後押しが可能であり、読書後の答え合わせができます。
要約:資本主義の大枠はこの1冊で把握できる。
時代は、19世紀イギリス。
人々の期待と希望が飛び交う時代。
皆が一生懸命働く裏では、実は資本主義が人々を牛耳っていた。
人々は、搾取されているとも知らず、日々淡々と働く。
そして給与をもらっては、休みの日に散財する。
実は、この給与のことを資本主義では「労働力の再生産費」と呼んでいます。
つまり、対価としてお金を支払っているのではなく、
「また来月も元気に働いてください。その為に、お金を渡します。
これで、遊んだりご飯を食べたりして、元気になってください。」
このような意味が裏ではあるのです。
資本主義は、実は資本家が資本を蓄える。そして労働者は労働力を搾取され続ける。
そんな時代を漫画にした一冊です。
本の一部を引用
全て、「資本論」Kindle版
書評:資本主義の仕組み・要点を簡単に理解できる
個人的には、漫画にしてはリアルに資本主義を表現されていて大変勉強になった一冊です。
特に、活字のみでは理解しにくい箇所も漫画がある分、情景を目にすることができ、理解に役立ちました。
僕自身、資本主義とはどういったものなのか、あまり知らなかったので、とてもいい勉強になりました。
この漫画版資本論は「資本主義とはどういったものなのか」の大枠を掴むには丁度いい本です。
中身は漫画ですので、内容もストーリーがありスッと入ってきます。
また、原作「資本論」の要点もしっかり押させています。
ただ、一冊完結の漫画ということもあり、多少荒削りの内容もあります。
また、内容も全体像の把握と一部の重要事項のみに絞られています。
ですが、それでもポイントを押さえているため、しっかりと資本主義を理解することができます。
原作の「資本論」は、非常に読みにくいことで有名です。
ですので、この漫画版「資本論」を先に目を通しておくだけで原作の読みやすさは大きく変わってくるでしょう。
資本主義とは何なのか、簡単に理解してみたい方にとっては、かなりオススメの書籍です。
関連書籍
こちらは、池上彰さんの作品です。
題名の通り、高校生でもわかるように原作資本論を噛み砕いて読み解いてくれています。
漫画版資本論では物足りず、もっと資本主義を知りたい方には、丁度いい本です。
まとめ
最後に、
要約:資本主義の大枠は、この1冊で理解できる。
書評 :資本主義の仕組み・要点を簡単に理解できる。
いかがでしたでしょうか。
今まさに日本では、マルクスが提唱した資本主義が日常に起きています。
ぜひ皆さんもこちらの本を呼んで、「日本の仕組み」を理解してもらえると、少し経済が面白くなると思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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